お仏壇
 
仏壇の購入について
仏壇は外国の人たちからも素晴らしい宗教文化として捉えられています。かつて、日本の家庭には必ず「スモール・テンプル(小さな寺院)」があると言われていたほどです。
現在、お仏壇はさまざまな種類のものがあります。一間幅の大きいものから小さなお菓子箱の大きさまで種々ありますし、紫檀・黒檀、欅等のものから、総金箔貼りの仏壇や、チーク等のいわゆる西洋家具用材による家具調仏壇まであります。箱物としての仏壇はさまざまな形になってきたと言うことでしょう。

 1、特に大事な点は、本尊様を中心に入れると言うことです。各宗の違いはあれ、中心にはよりどころの本尊様です。お軸、またはお木像のどちらにせよ、必ず本尊様を勧請(かんじょう)いたしましょう。仏教の教えを手本に生きていくことを誓う中心ですから大切なのです。当たり前ですが、本尊様は曹洞宗の「一仏両祖(お釈迦様、道元禅師様、瑩山禅師様)」をおまつりいたします。曹洞宗の檀信徒であることの大切なところですので、予算によってお軸でもお木像でも良いので揃えましょう。

 2、亡き人の拠りしろである位牌を求め揃えましょう。位牌の材質はさまざまです。皆で相談して決めましょう。

 3、その他の仏具は、ほぼ決まっています。予算に応じて皆で相談して決めましょう。

 4、仏具店と自宅に仏壇を入れる日を決め、菩提寺に連絡し、開眼法要の日取りを決めます。

 5、家族そろって(来て欲しい親戚にも参列してもらい)、開眼法要を修行します。
以上、要点を述べました。古い仏壇を新しくしたい場合もありますが、特に良いもの(かつてとても高価だった立派なもの)などは買い替えよりは補修のほうが良い場合がありますのでご注意ください。その他、住職にご相談ください。