大本山永平寺は、高祖道元禅師(こうそどうげんぜんじ)が1244(寛元2年)、傘松峰大仏寺(さんしょうほうだいぶつじ)をひらかれ、のちに吉祥山(きちじょうざん)永平寺と改められたのに始まります。
これは、お釈迦さまから正しく伝えられた仏道修行の根本道場であるという高い理想と、仏道が人びとの永遠の平和としあわせのもとであるという、深いお心によるものです。
こうして、約750年の伝統を誇る永平寺は、今もつねに二百余名の修行僧が日夜修行に励んでいます。四囲の老杉や谷川のせせらぎにも禅のおく深さが感じられ、訪れる人びとは、おのずと襟(えり)を正します。
*永平寺の禅師さま*
福山諦法禅師
昭和7年、東京都生まれ大本山永平寺副貫首・愛知県豊川市妙厳寺住職等を歴任。
平成20年1月22日曹洞宗管長に就任。
福井県吉田郡永平寺町志比 TEL 0776-63-3102